表題の通りですが、2014年2月に勤めていた会社を退職しました。
その理由と、今自分が「仕事」ということに対して感じていることについて、今になっていろいろと思いこともあるので書いておいたほうが良いかなと思い立ち、久しぶりにキーボードを叩いています。
ちょっと長くなるのと、自分で考えを整理しながらになるので、2回くらいに分けようかなと。
今回は其の一。
例によって自分の備忘録というのが主旨なので、なるべくわかりやすく簡潔に書こうと思っていますが、駄文なのはご容赦ください。
まずは、仕事を辞めた背景や直接の理由について。
まず第一に、フットサルを仕事にしたい!というポジティブな理由が退職理由の一番大きな要素であることをご承知頂き、その上で今回はネガティブな方の理由に触れていこうと思います。
前職では、機械部品メーカーの営業職に就いていて、半導体に絡んだ仕事がメインだったので、先端技術や経済の動きに深く関わっていました。
仕事に対してはそれなりに「面白さ」を感じていて、器用にそつなくこなすタイプだったので任せてもらえる仕事もいくつかありましたが、約3年勤めた後に退職しました。
辞めようと思い始めたのは会社に勤め始めてから1年経ったあたりからでした。
理由は、「上司や先輩が全く楽しそうに見えなかった」からです。
仕事は確かに苦しいものだと思います。
でも、それを抜きにしてもあまりにも情熱や喜びのようなものが感じられない職場だったのです。
やらないといけないからやる、言われたからやる、そんな調子で日々過ごしているような人達ばかりでした。
生活する上で仕事はしなければいけないことですが、死んだように働かないといけないほどなのかな、と疑問に思い始めるきっかけでした。
次第に、「自分も10年くらいこの会社にいたらこうなってしまうのかな」と思うようになり、それが本当にこわくて、退職という選択肢を考え始めることにつながりました。
次に具体的に退職を考えるようになったきっかけは、仕事が「楽しくない」と感じたからでした。
自分の仕事は法人営業でB to Bの取り引きだったことと、製品を生産する過程に関わっていなかったこと、加えて自社製品が使われている光景を見る機会が一切なかったことで、楽しさを感じることができなかったのです。
ユーザー相手の仕事であれば、直接ユーザーに接する機会があるので、喜ぶ顔や声を見聞きすることができたり直接お叱りをもらうことができたりと、ダイレクトに自分の仕事の成果を見ることができます。
しかし前職ではそういったユーザーの声は直接自分には届かずクライアントであるエンジニアを経由して聞くばかり。
クライアントもその先のユーザーに対して仕事をしている為、自分の仕事がクライアントの感情を動かすことはほとんどありません。
また、自分は物作りが好きでどちらかというとそういったことのために手を動かしている方が好きなのですが、営業職なのでそうもいかず。
ユーザーの顔が見られず、物作りに関わることもできない。自分にとって「楽しい」と思える瞬間がほとんどなかったわけです。
こうすれば人が動く、とか、こうすれば仕事がうまくいく、といったような仕事の面白さは感じられましたが、それはどの仕事でも一緒で、この仕事でなければならない、といったようなものではありませんでした。
そして、この仕事は自分以外の人間でも十二分に出来ました。
これが、具体的に退職を考え始めた理由です。
もうひとつ、退職しようという思いを最終的に決定付けたのは、社内の人間との価値観の違いでした。
自分が前職の会社に勤めていた大きな理由は、自分の好きなフットサルやサッカーをする為、でした。
それは、お酒の席や上司・同僚との日常会話の中でも少し話をしていたのですが、ある日その話を自分の部署の部門長としていて、その中で自分が「将来的にはフットサルやサッカーに関わる仕事もしてみたい」と何気なく言ったところ、その上司に「お前、痛いな…」と言われました。
もう、この一言で十分でした。
その翌日には、退職に向けて具体的なプランを考え始めていました。
そして退職したい旨を上司に伝えた日や退職した日には、一切の後悔や未練はありませんでした。
以上が、大まかな退職の理由です。
まぁよくある話なんじゃないかなーと思います。
「とにかく3年仕事をしてから次に進むなら進む」と決めていたので、タイミングとしてもちょうど良かったと思っています。
仕事の仕方も学ばせてもらい、今後に活かせる経験もできました。
あまり良い言い方ではないかもしれませんが、前職にはそこまでの価値しかなかったと思います。
もちろん、異論はあると思います。
嫌な環境の中でやる仕事の中にも楽しさややりがいを見つけられるという人もいるだろうし、仕事の楽しさはそんな事じゃない、という人もいると思います。
でも、それはその人の考え方で、自分の考え方とは違います。
自分はこの判断は決して間違いではなかったと信じています。
それは、これからの自分の人生の中で自分自身に対して証明していかないといけないことかなとも思っています。
それが、自分の下した決断に対する責任。
これから頑張らないとね。
以上、其の一、でした。
其の二は、今働くことが楽しい理由、について書こうと思います。
