僕は今、週に1回水曜日だけ、フットサルスクールではなくサッカースクールのコーチのお仕事もさせて頂いています。(アルバイトですけどね)
今日は、そこでのこと。
そのサッカースクールはとても規模が大きくて、コーチは毎回6~8人くらいで対応しています。
そこの、1・2年生クラスに、外国人の子供が1人在籍しています。
その子は日本語はほとんどしゃべれなくて、コミュニケーションをとれるのは英語だけ。
で、6~8人いるコーチの中で、英語が喋れるのが僕だけ。
しゃべれるといっても、かなりカタコトですけど。
英語圏に旅行に行く分には不便しないけど、一定期間生活するんだったら改めてブラッシュアップしないといけないし、仕事になんて100%使えないレベルです笑
あんまり関係ないけど、一応大学で高校英語の教職課程修了してます笑
話が逸れましたけど、その子がその日そのグラウンドで唯一不自由が(あまり)なく接することができるのが僕なので、いつも彼が来る時間帯は僕がつきっきりで対応しています。
練習メニューの説明や、ちょっとしたコミュニケーションの相手とか。もちろん全部英語。
この数か月で久しぶりに英語力が上がった気がします笑
サッカー用語・フットサル用語が難しいので、改めて勉強しようかなーと思ったり。
で、今日ふと思ったことがあって。
今までは、日本語がわからない彼の為に英語で説明をし、英語でコミュニケーションを取っていましたが、これって本当に彼の為になっているのかな?
会ってから数か月経つけど、彼が自分から日本語を話そうとするところを、実は見たことがありません。
インターナショナルスクールに通っていると言っていたので、英語ばかりで日本語は勉強していないのかもしれない。
でも、彼は今日本に暮らし、日本でサッカーをプレーしている。
日本語を、もっと学ぶべきなんじゃないか?
彼がずっと日本にいるかどうかはわからないけど、少なくとも今この時に日本に住んでいるのであれば、絶対に日本語も覚えておいた方がいいと思ったんです。
もしかしたらすぐに海外に引っ越すかもしれないけど、いつか日本語が活きる場面があるかもしれない。
サッカースクールの中にも、もっと友達が増えるかもしれない。
そう思って、今日から日本語と英語の両方で彼に練習メニューの説明をすることにしました。
すっげー難しい。時間もかかるし、正しい日本語を覚えてもらいたいから日本語での話し方の方が気を使うし笑
でも、それが絶対彼の為になると思っているので、頑張って続けていこうと思っています。
今度はもうちょっと日本語でもコミュニケーション取って、どれくらい日本語が話せるのか確認もしつつ、自分の英語の勉強にもしつつ笑
その子にとって今本当に必要なことって、とても難しいなと最近思います。
フットサルスクールに通う子供たちは、何を求めているんだろう?
何が楽しくて、何が好きなんだろう。
そしてそれは果たして自分たち「大人」が伝えようとしていることと一致しているのだろうか?
僕は、大学1年生の時に少年サッカーのコーチを始めてから約9年、子供達の指導の現場に立たせてもらっています。
そしてコーチを始めた時からずっと思い続けているのが、「この先の人生で、フットサルやサッカーを続けていなくても構わない。けどこのクラブ・スクールで学んだことやコーチ達から聞いた話の何か1つでもいいから、この先の人生で思い出してほしい」というものです。
この先の人生でいくらでも違う道に進む可能性があるし、フットサル以外で才能を発揮する子がいるかもしれない。
実際に僕だってサッカー→バスケ→フットサルという風に経てきているし。
この先君達が何をするかは全く分からないけど、僕が伝えたことを、何か1つでも覚えて、何かのタイミングで思い出してほしいなと思っています。
どんな分野でも通じることを、一貫して伝えているつもりだから。
僕達が子供達の為に用意してあげるべきなのは環境で、その環境っていうのは、とても楽しくて、でも未来につながっている、そんなところのことを言うんだと思っています。
楽しいだけじゃダメ。未来の為だけでもダメ。
両方ともしっかり含まれていて、バランスが取れている環境。
その中で、その子にとって今本当に必要なこと、を考えたいなーと。
ぶれない考え方と環境に照らし合わせて、一人一人にとって最適な答えが出せればなーと思います。
そういう点では、まだまだ。
ほんとひよっこで何もできていないなと実感します。
子供達の為に自分に出来ること、まだまだいっぱいある。
勉強あるのみ。
という感じで、今回も取り留めのない話でしたが、この辺で。