2015年12月24日木曜日

フットサルに必要な未来と、フットサルが必要な未来

とても大切な気づきをもらえたので、ざっとまとめておこうと思います。 

先日、「アスリート未来キャリア会議」というものに参加してきました。
主催はバルドラール浦安荒牧太郎選手。
身内向けのキャリアセミナーという感じです。
これからいろいろとアクションを起こしていこうというところの、第一歩。
ファシリテーターの方((株)フューチャーセッションズの上井雄太さん)がいらっしゃって、ワールドカフェをやりました。
ワールドカフェをやるのは大学生以来。
対話に近いものは前所属のチームを作る過程などで行ってきましたが、ワークショップとしてやるのは久しぶりでした。
といっても、今回はそこまできっちりしたルールのないラフなもの。
これからクラブ内で対話を行っていく土壌づくり、といった印象を受けました。

あまり深く触れませんが、テーマはもちろんキャリアについて。
チームメイトやスタッフ、外部からのゲストの方など含めて、活発な対話が生まれていました。
自分自身は最近、自身のキャリアというよりは業界をいかに盛り上げて、いかにお金を生み出していくか、という部分について考えていて、今回のセミナーはその考えを深める良い機会でした。
誰しもが30代・40代になれば結婚をして、子供が生まれて、家庭を持つことになります。
そうなれば、今の給与のままじゃ暮らしていけなくて、フットサルから離れる人も増えてくると思います。
それは業界にとってとても大きな損失ですし、結局のところ負のスパイラルにしかなりません。
業界を盛り上げていくためには、ユーザーやファンが楽しむだけではなく、プロバイダーが十分な暮らしを実現して、フットサルに対する情熱を保ち続けられるようにすることが必要不可欠だと思います。
ではプロバイダーとユーザー双方がより良い関係性を築くためにはどうするか、というところで、フットサル業界全体が今行き詰っているんじゃないかなと思います。
それは資金面の問題であり、ハード面(施設等)の問題であり、ソフト面(内容)の問題でもあり、要するに全ての面において改善の余地があります。
というわけで、ざっと現状を踏まえて相関図みたいなものにまとめて整理してみました。
手書きで、しかも字が汚くて非常に見苦しいですが…


他にも色々要素はあると思いますが、自分が感じている範囲ではこれくらいです。
(ご覧になった方、気づいたことや補足など、お願いします笑)

この現状を踏まえて、自分がちょっと力を入れたほうが良いなと感じるのはスポンサー様への「還元」活動と、行政とタイアップした「社会・地域貢献活動」です。
他にも考えていることはあるのですが、今回はこの2点について。

まずスポンサー様への還元活動について。
フットサルに限った話ではないですが、Fリーグや地域リーグに属するクラブはまず間違いなくスポンサー様に支えられています。
スポンサー様からの資金・物資等の援助があってようやくクラブは活動ができます。
そして、スポンサー様からの援助の見返りとして、クラブはユニフォームや試合会場にスポンサー様の広告を背負って戦います。
スポンサー様(ほとんどの場合は一般企業)は、クラブを応援したいという気持ちはもちろんですが、クラブを通して企業の存在を知ってもらいたいという思いやイメージアップを図りたいという思いがあるはずです。
営利企業としてフットサルクラブに「寄付」するのではなく「出資」しているのですから、当たり前の事ですね。
クラブとしては、スポンサー様からの出資に対してスポンサー様の広告となる事で「還元」をしている事になります。
そして、クラブが結果を残し、人気を獲得し、アリーナに多くの人が足を運ぶ事でその広告はより一層意味を持つ事となり、その還元率は上がっていきます。
これは、ピッチ上で果たしていく役割であり、選手・スタッフが純粋にフットサルに取り組む事で果たされる事です。
要するに毎日練習して、良い試合をして勝ちまくってスポンサー様に喜んでもらおうという事です。
そして、上記の過程には、クラブがFリーグの試合の場で果たすべき事以外にも、「イメージアップ」の為にクラブスタッフ含めた当事者の素行面や人間性なども関わってきます。
所謂「スポンサー様の看板を背負っている意識」ですね。
これ、かなり重要です。
フットサルクラブがフットサルに全力を注ぐ事はあたりまえですが、フットサル以外の面でスポンサー様に還元をしていくという意識・考え方は、ビジネスの考え方になってきます。
そのビジネス感覚を、クラブ全体で持つ事ができるかというのは、今後とても重要になってくると思います。
スポンサー様はクラブの為に出資をしてくれている。では、自分達はスポンサー様の為に何を還せているのか?
これを考えていく事は、スポンサー様とWin-Winの関係を築き、発展させていく上で絶対に必要です。
そして、スポンサー様との関係が発展していけば、それは新たなスポンサー様を獲得する事や、スポンサー様との間に新たな価値を生むことにも繋がっていくはずです。
「スポンサー様への還元」については、すぐに具体的な取り組みができるはずなので、業界全体として今一度見直していくべき点だと思います。

もう一点は、行政とタイアップした社会・地域貢献活動です。
これは、フットサルの競技特性や事業規模を考えて企画が出来れば、すぐに良い取り組みができるはずだと思います。
競技特性という部分でいうと、まず競技人数が半分以下で済みます。
1試合の最低必要人数はフットサルが10人、サッカーは22人です。
競技を行うスペースも約6分の1。 屋外コートでのイベントが多いですが、正確には体育館競技なので天候に左右されにくく、競技ルール等も含めてサッカーよりも敷居が低いとされています。
事業規模という点では、サッカーと比較した場合、Fリーグの1試合あたりの観客動員数を(かなり単純に考えて)約1000人とし、Jリーグの動員数を(これもかなり単純に考えて)約1万人とすると、Fリーグの1試合あたりの事業規模はJリーグの約10分の1です。
競技場の規模も、付帯設備を無視した単純な客席込みのアリーナの大きさだけで言えば、サッカーのピッチの中にすっぽり収まります。
競技人数も半分以下で、仮にプロクラブの人件費として比較しても、Jリーグクラブの半分以下ではないでしょうか。
こういった特性を考えると、サッカーよりも狭い範囲での地域貢献、小さい事業規模での社会貢献といったところに、フットサルが活きる道があると思います。
広いグラウンドを押さえなくても、小さな体育館で10〜20人を相手に行うイベントを短い周期で定期的に開催していけば、恒常的に地域社会とのつながりを持てますし、市民一人一人と密にコミュニケーションを取ることが出来ます。
イベントの内容も、ただフットサルをするだけでなく、様々な分野の方とコラボレーションしたり、様々な立場の人に配慮した企画を立ち上げたり、アレンジもしやすいと思います。
サッカーの規模ではカバーしきれない部分での活動をフットサルが担えば、行政としてもやる価値があると思いますし、やりやすいのではないかなと思います。
そして、そういった社会・地域貢献活動が、フットサルに「社会的価値」をもたらしてくれると思います。
社会的価値を得ることで、その先にある可能性が大きく広がります。
とても地道で目に見える効果が少ないですが、謙虚さを持って続けていかなくてはいけない部分です。
もちろん既に実施されていることも上記に当てはまる場合が多いので、良いモデルケースとして考えることができると思います。
そういう部分を吸収して、またそこからより良いものを作り出していくことが大切ですね。
現状に満足しないこと。


以上、ものすごくざっくりしてしまいましたが、ここ最近はこんなことを考えています。

「スポンサー様への還元」という部分については、大学を出てから3年間サラリーマンをやっていた経験からくるものです。
営業職でしたので、お客様の期待値を如何にして上回るかということを考えていて、そこに感動が生まれたり新たな価値が生まれたりすることを学びました。
それをどうやってフットサルに活かしていくかというのは、自分だけの視点では考えが及ばない部分もありますので、ぜひ色んな方と考えていきたいと思っています。

「行政とタイアップした社会・地域貢献活動」については、アスリートキャリア未来会議での対話がヒントになっています。
まさしく異業種や異なる考え方の人達とのセッションが新しい価値を生んだと思います。
第2回目以降もとても楽しみですし、ここで得られた気づきやアイディアをしっかりと未来につなげていきたいと思いました。

今フットサルには、多角的な未来が必要だと思います。
Jリーグというモデルケースは有りますが、上記のように競技特性や事業規模の違いがあり、地域性も異なるという点で、(フットサルとサッカーは同じフットボールであるとは言え)全く同じようには発展しないと思っています。
そこで今回のようなファシリテーションによる建設的なワークショップが、「フットサルに必要な未来」を作り出す為に必要だと感じました。
様々な立場の人が新しい価値を創造する為に集まる場がある。
それはもの凄く貴重で素晴らしいことだと思いますし、その人達がフットサルというツールを使ってひとつになれるのであれば、自分が思う「フットサルが必要な未来」にも近づくんじゃないかなーと、思い始めたりもしてます。
そんな気づきをもらえた12月でした。
年明けからの動きが楽しみです。

以上!
お粗末様でした。

2015年10月25日日曜日

図書館戦争

先日、かなーり強引に時間を作って、映画「図書館戦争 THE LAST MISSION」を見に行ってきました。
結論からいうとものすごく面白かったです。
自分は図書館戦争の原作も好きで、それも含めた感想とか、思ったこととか、せっかくだから備忘録に、ということで書いておきます。

もともとは有川浩さんの原作小説(全6冊のシリーズ物)があって、それがまず大ヒット。
その後数年経ってからアニメ化・アニメ映画化・実写映画化と、タイムラグがありながらもどんどんメディアミックスされていき、ついに実写映画第2弾が公開されました。
副題が「LAST MISSION」となっているので、ここで一区切りついたのかなという感じ。

ちなみに、自分はもともとアニメから図書館戦争に入ったクチです。
アニメシリーズ放映当時に自分は大学生で、メディア系の学部にいたこともあって、アニメ作品はよく見ていました。
図書館戦争のアニメシリーズは今でも1番好きなアニメのひとつです。

自分が何故この作品に惹きこまれたかというと、「現実離れしているけど現実感がある」という感じで、近い将来あり得なくはない世界の話が描かれているというところです。
物語のあらすじはこちらをご参照頂くとして、このエントリーを書いている時点の直近で話題になっている図書館戦争関連ワードはなんと言っても安保関連法案です。
具体的には特定秘密保護法。
あと、実写映画第1弾の時にはテレビ朝日の放送内容に対する政治圧力問題なんかもありました。
自民党から内容について圧力があったのではないかということで、まさに図書館戦争でも描かれている内容です。
アニメ映画の「革命のつばさ」が公開された時はたしか「東京都青少年の健全な育成に関する条例改正案」の時。
いわゆる「非実在青少年問題」のやつですね。
図書館戦争の世界の中では、「メディア良化法」という法律が物語のキーワードとなっています。
これは、青少年に有害であるとか思想的に危険であるとかいう理由でメディアコンテンツを取り締まることができる法律です。
いわゆる検閲を行い表現の自由を侵害する法律として物語の中に登場します。
その悪法と戦う図書館の人々の話が、戦闘の部分は極端化されているとはいえ妙にリアリティがあって、現実と照らし合わせながら読むことのできる内容であるというのは物語に入り込みやすい要素だったなと思います。

それからもうひとつは、設定の細やかさじゃないかなと。
アニメや実写映画ではわかりやすく描写されることはありませんが、原作本ではその細かい設定が丁寧に描かれています。
メディア良化法の成立背景や軍事的な組織の仕組み、図書館に関する風俗的な歴史の部分なんかで、マニアックな設定が織り込まれていて楽しめました。
このバックグラウンドの重厚さが結果的にアニメや実写の軸になって、作品をしっかりしたものにしてくれているんじゃないかと思っています。
ちなみに、原作本の設定描写は、難しく考えずに読みたい人とかキャラ読みの人には苦手かもしれませんが、ご安心下さい。
キャラ、立ってます。大いに立ってます。キャラ読みでも十分に楽しめる作品です。
全体を通して正論や道理が会話やストーリーテリングの軸になってますが、それぞれのキャラの心情を加味したセリフも多いですし、言葉遣いも楽しめます。
話が逸れましたが、そこらの薄っぺらい作品とはわけが違うということです笑

今公開中の実写映画については、原作の中にある2つの話をうまくつなぎ合わせた内容で、原作ファンも楽しめる作品になっています。
どちらかというとエンタメの部分が強調されていますが、メッセージ性もしっかり伝わってくる良作だと思います。
スタントマン使ってねーのか岡田准一すげーな!って素直に思ったりしたし。
第1弾を見ていなくても楽しいと思うので、迷っている方や少しでも興味のある方はぜひ見てみて下さい。
ただ、戦争映画ほど生々しくはないですが戦闘シーンが多いので、心臓の弱い方はご注意を。

と、いう感じで、自分は図書館戦争がとても好きなんですが、この作品を通していつも思うのは、本当にこういう世界になりかねないなということ。
世間の無関心が来るところまで来てしまって、ついに安保関連法案も成立してしまった。
本当に様々なメディアが規制されて自分たちが手にするコンテンツが限られてくる可能性があるし、それに図書館が独立的に対抗するかもしれない。
今ものすごく危ういところに自分たちは立っていて、多分気がついたらいろんなものが手遅れになっているんだと思います。
そうさせない為にも、もっといろんなことにアンテナを張って、小さなことでも行動していくようにしないといけないなと思うわけです。
ちゃんと選挙行こう。せめて国政選挙だけは。いや、今までもちゃんと行ってたけどね。改めて。

以上、図書館戦争について、でした。
毎度のごとくとりとめもないですが、この辺で。



2015年6月12日金曜日

最近の悩み

最近の悩み。
悩みであって自分の永遠の課題なんですが、自分はフットサルがドがつくほど下手くそなんですよね。
一緒のチームでプレーした人はわかると思いますが笑
で、それを前提として状況を説明すると、今自分がプレーヤーとして所属しているヒューマンアカデミーに、新入生が入ってきたわけです。
当然Fリーガーやプロ選手を目指している上手い子が多いんですが、中にはほとんどボールを蹴ったことがない子や、つい最近まで引きこもり気味で自分を変えようとして入ってくる子もいます。
そういった子達に対して、自分は今とても厳しく接しています。
1対1で抜かれてすぐに諦めて足を止めようものならそこでやめるなと怒鳴り、ベンチで一言も喋らずに試合を見ていようものなら声出さないなら帰れと怒鳴っています。
どれも当たり前に出来ていなければいけない部分ですが、彼らはそれが出来ません。
今までの状況もあるでしょうし、新しい環境に来て戸惑っている部分もあると思います。
それを、優しく諭すように教えていくのは簡単です。
でも、自分がやらなければいけないことはそういうことではなくて、厳しさを教えることだと思っています。
この先優しくしてくれる人だけしかいないというわけではないし、環境は人以上に厳しくなるはずです。
そういう時に、甘やかされて育った子が生き延びていけるかといったら、疑問です。
だからこそ自分は彼らに厳しく接して、強さを身につけてほしいなと思っています。
ここで揉まれた経験は絶対この先必要になってくるし。
(当然ですが、厳しく接するところと、行いや結果を評価するところと、メンタルをフォローするところは使い分けるようにしてます)

で、何が問題かというと、厳しさを示していく上では当然自分にも厳しくしなければいけなくて、自分は日頃の行いからその部分は意識してやっています。
ただ唯一出来ないのが、「プレーで示す」という部分。
冒頭につながるわけですが、本当に下手くそなんで後輩にプレーで示すってのがいまいち出来ないわけです。
これが本当にもどかしくて、自分の言ってることにいまいち説得力がなくなるというか、自信がなくなるというか、やり辛さがあるんです。
たぶんこれは一生ついて回るんだろうけど、なんとかならないかなー、と。
練習はもちろん続けるし、少しでも上手くなれるようにいろんな努力はするつもりです。
でもたぶん限界がある。
あとは自分の中で気持ちを切り替えていくしかないのかなーと最近は思い始めてます。
もう割り切るしかないと。
なにかうまい方法がないかなーと模索してますが、どうなんですかね。
という感じで、とりとめもないですが、最近の悩みでした笑
とりあえず頑張るしかないな!

ということでおしまい。

2015年5月17日日曜日

人を動かす力

観客動員について。
5月16日開催のバルドラール浦安対ヴォスクオーレ仙台の一戦は、入場者数755名でした。
バルドラール浦安のホームアリーナである浦安市運動公園総合体育館のキャパシティは約1800人。
1000人切っちゃうっていうのは、相当まずいです。
キックオフ時間の変更があって、それが不利に働いているだろうというのはありますが、それでも少なすぎます。
コンテンツとしてのフットサルに魅力が溢れているのは間違いないと思います。
それをいかに見せていくかということと、アリーナという空間の「空気」をどう作るかというのが課題だと思います。
そして浦安に限らずFリーグの全チームで取り組んでいくべき課題です。

以下、まとまりないですが自分の私見です。(浦安に限らず、Fリーグ全体として)

・ホームタウン活動
アマチュアとしては限界がありますが、もっとホームタウンに愛される必要があると思います。
スクールを展開するだけで満足していないか?
イベント出演など事務的になっていないか?

・ホームアリーナの非日常性
エンターテイメント性をもっと追求しても良いのではないかと思います。
bjリーグの興行はおなじ室内競技として参考になるはずですし、もっと大きな目標としてNBAやNHL、WWEなどのアメリカンスタイルは目指すべき方向性のひとつとして必要なのではないでしょうか。

・ホームアリーナのホスピタリティ
人を惹きつけるのはコンテンツの魅力ですが、人を「とどまらせる」のはホスピタリティの高さが大切だと思います。
居心地の良い雰囲気か?
フットサルというコンテンツよりもアリーナのホスピタリティに魅力を感じるくらいの空気を作り出せるか?

・人間力
各クラブ、試合当日の運営スタッフには下部組織の選手がつくケースがあると思います。
チケットもぎりをするサテライトの選手は笑顔でお客さんと接しているか?
アリーナの構造(トイレその他設備やルート)を把握してしっかりと案内が出来るか?
「将来自分のファンになってくれるかもしれない人達」を大切にしているか?

今なんとなく考えているのはこの辺かな。
もっと当事者意識を持って、一人一人が主体的に取り組んでいければ色んなものが変わってくるはず。

他競技から学ぶものも多いですが、ディズニーランドを運営するオリエンタルランドや、航空会社、飲食店、クラブなどから学ぶものも多いはずです。

あと、もっと民間のフットサルコートと連携したい。
フットサルコートでプレーしたことあってもFリーグの存在を知らない人って、たくさんいます。

ひとつずつ、長い目を持って取り組んでいきたいですね。
今目の前にある小さなことを変えていけば、この先大きな変化になって返ってくるはずです。

でも所詮自分程度の人間なので、1人じゃどうにもならないです。
だからみんなで協力してやっていきたいです。
周りを動かせる魅力、人を動かす力を、自分自身も身につけたい。

まとまりなくてごめんなさい。
でも、今思ったことを書き留めておきたくて。

2015年2月12日木曜日

仕事を辞めた理由と、今働くことが楽しい理由 【其の二】

さて、昨年末にポストした「其の一」からかなり時間がたってしまいましたが、今回は其の二を書こうかなと思います。
其の一では、仕事を辞めた理由についてでしたが、今回は「今働くことが楽しい理由」です。

自分は今フットサルのコースがある専門学校に通っていて、基本的には「学生」という立場です。
なので、基本的には自分が今行っている給料の発生する仕事はアルバイトという形になります。

今自分が生活のベースにしている仕事は
①フットサルスクール・サッカースクールのコーチ
②フットサル・サッカー大会の審判バイト
③居酒屋のバイト
この3つです。
ちなみに今一番収入が多いのは③の居酒屋です。深夜給がでかいです。
②の審判バイトは日程がなくてあまり出来ていません。
今は8:2くらいで居酒屋の収入がメインですが、これについては今年の4月からフットサルスクール・サッカースクールの日程が大幅に増えて逆転する予定です。

さて話を戻しますが、「今働くことが楽しい理由」は大きく分けて2つあります。
ひとつは「好きなことを仕事にしている」こと。
もうひとつは「人と直接関わる仕事」をしていること。

自分は大学生の時からいつかフットサルを仕事にしたいと思っていて、それが叶いつつある今がとても楽しいです。
よく、好きなことを仕事にすると好きなことの『嫌な部分』も見えてしまって、好きなことがいつか嫌いになってしまう、という話を聞きます。
確かにそれは言えてるなと思います。
仕事は当然ですが楽しい事ばかりではありませんし、人によっては苦しいことしかないかもしれません。
自分も前職の機械部品の営業をしていた時は苦しいことばかりでした。
で、なんで苦しいことばかりなのかなーとちょっと考えてみたんですが、結果的にたどり着いたのはぐるっと一周回って「好きなことじゃないからだ」というところでした。
「楽しさ」というのは人によって様々で、ある人は営業として売り上げを上げることに楽しさを見出すかもしれないし、ある人は工場で良い製品を作り上げることに情熱を傾けるかもしれません。
そして、自分にとっての「楽しさ」とは、「人」だということに気づいたのです。
人が笑顔になる、人が(ポジティブな意味で)驚く、人の成長を目の当たりにする。
自分が楽しいと感じる瞬間は、いつも人と対峙している時でした。
そしてその楽しいと感じる瞬間が最もたくさんあるのがフットサルだったのです。
ゴールが決まって皆が笑顔になる、アクロバティックなプレーや珍プレーが飛び出して皆が驚く、子ども達のプレーがどんどん良くなる。
最高に楽しい瞬間がこれでもかと詰まっているのがフットサルというスポーツです。

当然ですが、フットサルを仕事にするうえでこれから嫌なことや苦しいこともたくさんあると思います。
それでも、それを大きく上回るほどの楽しさがフットサルにはあると確信しています。
前職では、その楽しいと思える部分があまりにも少なかった為に、苦しいことばかりだったのだと思います。

これをやって売り上げが上がって、自分に何が残るのか?
達成感は少しあるかもしれない。経験として残って少し成長するかもしれない。
でも心が揺さぶられることはない。
ああそうこうしているうちにまた次の仕事だ・・・。

こんなことの繰り返しで、楽しさは感じられませんでした。
「楽しい」と感じることがたくさんあれば、それが好きになるのは自然なことで、上記の通り自分もフットサルが大好きなわけです。
好きなことの為なら苦しいことにも耐えられるし、それを乗り越えて得た「楽しさ」は最高の瞬間になると思っています。
そして、今それを少しずつですが感じ始めていて、これから先の仕事にとてもワクワクしています。

ちなみに、これと同じような感覚は居酒屋での仕事でも感じています。
作った料理を美味しいと言ってもらえたり、皆が楽しそうに食事をしている姿を見ると自分も嬉しくなるし、モチベーションにつながります。
こういう場面でも、人と直接関わる仕事が好きなんだなと実感しています。


さて、働くことが楽しい理由の大きな部分はここまでですが、もう一つ、大切だなと思うことについて。
仕事の楽しさを左右する大きな要素として、「誰と仕事をするか」を挙げないわけにはいかないと思います。
前職では、「売り上げを上げる」という大きな目標があって会社全体はそこに向かっていくわけですが、社内の人間のモチベーションや行動のベクトルが全く揃っていなかったし、何よりも人間性が本当にクソみたいな人が多かったので、この組織に染まりたくないと思うようになりました。
これがもし好きなことを仕事にしていたとしても、同じだったんじゃないかなと思います。
いくら好きなことの為なら苦しいことも耐えられるといっても、同じ職場の人間が肌に合わなければ、楽しさも半減でしょう。

同じ目的を共有し、お互いに尊敬し合え(その為には自分も含めて成長・改善の努力を怠らないことが前提ですが)、仕事に対して情熱を注げる人。
まぁそんな良い環境というのはそうそうないですが、これから自分が目指すものは、そういう環境もとても大事になってくるので、こだわっていきたいなと思います。

さてさて、長々と書いてしまいましたが、ようは今自分は楽しく働くことが出来ていますよ、というお話でした。
今は学生と言う身分なので年金とか保険料とか、学費のローンの支払いとか、色んなものが免除されています。
それが、卒業と同時にどっとのしかかってくるので、今よりもっと働かなくてはいけません。
幸いにも色々なお話を頂くことが出来ているので、今のうちにそれを育てて、楽しく働きながらしっかり自立して生きていけるようになりたいなと思っています。
一度きりの人生、苦しいことより楽しいことの方がが多い方がいいですからね。
今は種まきの時期。

また折に触れてこんな感じで心境とかを書き留めておこうと思います。

以上。駄文御免。